ひやむぎの話

ひやむぎの冬の壁:3年営業してわかったこと

ひやむぎ専門店を3年間営業してきて、ひとつ確信したことがあります。

冬は、どう頑張ってもひやむぎが売れない。

最初の年は、「冬でも売れるようにすればいいだけじゃん?」と思っていました。

だから、温かいひやむぎのメニューを開発し、「これなら寒い時期でも美味しく食べられる!」と自信を持って提供しました。

SNSでも発信し、「冬こそひやむぎ!」とアピール。常連さんにもおすすめしてみたし、温かい出汁にアレンジを加えたり、具材を工夫したり、試行錯誤を重ねました。

でも……結果はイマイチ。思ったよりも反応がない。

「これはいけるぞ!」と思ったメニューも、「美味しいね!」とは言われるものの、冬にバンバン注文されるかというと、そうでもない。なんなら、普通に冷たい合盛りの方がよく出る。

その一方で、夏は何もしなくても売れる。

夏になると、「ひやむぎ食べたい!」というお客さんが自然と増えます。特に宣伝しなくても、お店が賑わう。

これって、もはや「ひやむぎ=夏の食べ物」というイメージが、完全に定着しているからなんですよね。

商売って、努力だけではどうにもならないことがあるんだなと痛感しました。特に「季節性」や「トレンド」って、変えるのが本当に難しい。人々の食習慣や意識の中に根付いてしまったものを覆すのは、一筋縄ではいきません。

でも、それに逆らうのではなく、うまく乗っかるのが商売のコツなのかもしれない。

とはいえ……冬でもひやむぎを食べてほしい!

温かいひやむぎ、実はかなり美味しいんです。

寒い日にあえて冷たい麺を食べるのもアリだし、温かい出汁にくぐらせたひやむぎも、驚くほど優しい味わいになります。

今もラーメンみたいな「ニラそば風ひやむぎ」とかやってます。

食べたらきっと好きになるはず。

とか思いつつも、すでに春の気配ですね。

冷たいメニューも温かいメニューも用意して、ご来店をお待ちしています!

 

【特撰ひやむぎ きわだち】
東京都墨田区太平1−22−1 ソラナ錦糸町102
(錦糸町駅北口より徒歩8分、東京スカイツリーより徒歩14分)
12:00~15:00 18:30~21:00 (L.O.30分前 / 木・金はランチのみ)
火・水曜日定休
※席がハイカウンター6席のみのため、大人数や小さなお子様はご案内できないことがございます。
※ご予約はネット予約のみで、記載されている指定の時間及びコースのみのご予約となります。

お店の予約お問い合わせ