現在、確認できる限りで、全国にひやむぎ専門店は2軒しかありません。
そのうちのひとつが、当店「特撰ひやむぎ きわだち」ですが、そんなニッチなお店をどのような戦略で経営しているのかお伝えしたいと思います。
細く長く続けるということ
ニッチなお店ほど、「流行らせよう」「拡大しよう」という考えを一旦脇に置いて、まずは“細く長く続ける”ことを目指す方が合っていると感じています。
当店は6席のみ、ワンオペ営業。
日によってはとても忙しくなりますが、逆に言えば、ひとりで回せるサイズだからこそ、コストが低く抑えられます。
ランニングコストの低さが、冬の味方になる
ひやむぎといえば、やっぱり夏。
冬場はどうしても客足が落ちます。
でも、少人数・低コストでまわしているおかげで、そういった閑散期でも赤字に転ばず、なんとか乗り切ることができるのです。
もしこれがスタッフを何人も抱えていたら…。
おそらく、寒い季節にお店を維持するのは難しかったと思います。
ニッチこそ「潰れない」工夫を
ニッチな業態は、広く知られるまでに時間がかかります。
でも、だからこそ、焦らず、欲張らず、「できる範囲で」「無理のない形で」続けていくことが大切だと思っています。
ひやむぎ屋という珍しい業態だからこそ、これからも“細く長く”愛されるお店づくりを心がけていきたいと思います。
【特撰ひやむぎ きわだち】
東京都墨田区太平1−22−1 ソラナ錦糸町102
(錦糸町駅北口より徒歩8分、東京スカイツリーより徒歩14分)
12:00~15:00 18:30~21:00 (L.O.30分前 / 木・金はランチのみ)
火・水曜日定休
※席がハイカウンター6席のみのため、大人数や小さなお子様はご案内できないことがございます。
※ご予約はネット予約のみで、記載されている指定の時間及びコースのみのご予約となります。